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ヤフー、「KCカード」のカード事業を買収、連結子会社化

 ヤフー株式会社は25日、「KCカード」を発行するKCカード株式会社から、カード事業に関する子会社の株式を取得し、連結子会社化すると発表した。

KCカード

 KCカードでは、「KCカード」ブランドを中心とした一部の事業を、会社分割により新たに設立するケーシー株式会社に継承。ケーシー株式会社の株式の65%をヤフーが、35%をソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社が取得する。ヤフーの取得価額は227億1500万円。株式譲渡日は2015年1月5日予定。

 ヤフーでは、自社サービスとのシナジーに加え、共通ポイントサービス「Tポイント」との連携を強化することで、利用者と加盟店に付加価値の高いサービスを提供していくと説明。具体的なサービスの内容については、子会社化の完了後に案内するとしている。

 KCカードは、2005年に楽天株式会社が当時の提供会社である国内信販株式会社を子会社化し、楽天KC株式会社と社名を変更。楽天グループでカード関連事業を展開していたが、2011年に事業を「楽天カード部門」と「KCカード部門」の2つに分割。楽天カード部門は楽天クレジット株式会社(現:楽天カード株式会社)が事業を継承し、KCカード部門は楽天グループを離れ、KCカード株式会社となっている。

(三柳 英樹)