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Instagram、手持ち撮影でもぶれないタイムラプス動画アプリ「Hyperlapse」

独自アルゴリズムで実現

 米Facebook子会社の米Instagramは26日、タイムラプス動画を撮影できる新アプリ「Hyperlapse」を公開した。Instagramとは独立した別アプリとして提供され、現在はiOS版が公開されている。iOS 7.0以上のiPhone 4以降、iPad、第5世代iPod touchに対応しており、App Storeにて無料ダウンロードできる。

 タイムラプス動画(いわゆる“微速度撮影動画”)とは、通常よりも低いフレームレートで撮影し、それを通常のフレームレートで再生した動画のこと。Hyperlapseは、こうした動画をスマートフォンで手軽に撮影できるアプリだ。

 利用例としては、夕日が沈んでいく様子、家から会社までの通勤風景などを、動画撮影後に最大で12倍速にした動画をスマートフォン上で作成できる。すると12分間の様子を1分で見るという新たな表現が可能になる。

 通常、タイムラプス動画の撮影を行う場合、三脚を使用するなどしてカメラをしっかりと固定しておかなければ、画面が揺れ動いてしまって美しい動画を実現できない。これに対してInstagramでは、社内で開発した独自アルゴリズムを使用することで、映像を安定化させるテクノロジーを実現した。これによって、手で持った状態のスマートフォンでも三脚で撮影したのと同じようなタイムラプス動画を実現できた。

 アプリの使用方法は簡単で、タップして録画を開始し、もう一度タップして停止するだけだ。再生速度は1倍速から12倍速まで設定でき、デフォルトは6倍速となっている。撮影後はカメラロールに保存し、すぐにFacebookまたはInstagramで共有できる。サインアップやアカウントは必要ない。撮影可能な動画の長さはiPhone 4で最大10分、iPhone 5で最大45分となっている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)