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自作の「GPS・QZSSロボットカー」で自律航行技を競う、10月18日にコンテスト
(2014/8/27 12:36)
「第8回GPS・QZSSロボットカーコンテスト2014」が10月18日、東京海洋大学越中島キャンパス(東京都江東区)で開催される。GPS(Global Positioning System)やQZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)の衛星測位技術を利用したロボットカーで周回数やルート走行の精度を競う。
GPS/QZSSの研究者・技術者の相互交流や、大学・高等専門学校などの学生に対する衛星測位に関する基礎技術の習得機会の提供・技術交流のために開催するもの。一般社団法人測位航法学会が主催し、NEC子会社の準天頂衛星システムサービス株式会社などが共催する。
競技は、コンテスト当日に具体的な座標値が発表される2つの地点間(間隔は20m程度)を一定時間内に周回できた数を競うものと、3m四方のグリッドで7×7個に区切られた競技スペース内で、QZSS「みちびき」の簡易メッセージ(災危通報)で指定されたルートを正確に早く走行することを競うものの2種。衛星の信号を利用して測位を行いながら自律走行する自作ロボットカーで、いずれかの競技もしくは両方の競技に参加できる。
利用できる衛星や自作ロボットのレギュレーションなどは、コンテスト開催概要のページに掲載しており、所属する企業・学校を問わず、個人・団体の参加を受け付けている。一般の個人や小中学生の参加も歓迎するほか、競技の見学のみも可能だとしている。
「みちびき」は、GPSを補い、より高精度で安定した衛星測位サービスを実現するための衛星システム。現在、2010年に打ち上げられた初号機が運用中で、2018年度からは4機体制で運用を開始し、サービスを24時間提供できるようにする予定。準天頂衛星システムサービス株式会社は、NECなどが出資する特別目的会社で、QZSSのの運用などの事業を受注。2017年度までに地上設備を整備し、2018年度から15年間にわたり4機の準天頂衛星の運用などを行うという。