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Google、低価格スマートフォン「Android One」3機種をインドで発売
(2014/9/16 13:43)
Googleは15日、新興国向けの低価格スマートフォンプラットフォーム「Android One」を発表した。
Android Oneは、6月に行われたイベント「Google I/O 2014」で構想が発表された、まだスマートフォンを持っていない“次の50億人”に、低価格でスマートフォンを提供することを目指すプロジェクト。新興国においては、スマートフォンはハードウェアとして高価であることや、高速通信のデータプランが高価であるといった問題に、ハードウェアメーカーや通信キャリアと共同で取り組む。
15日には、インドのMicromax、Karbonn、Spiceが製造する最初のAndroid Oneスマートフォン3機種の販売が開始された。価格は6399インドルピー(約105ドル)から。
端末のスペックは各機種ともほぼ同様で、4.5インチ(480×854ドット)ディスプレイ、プロセッセサーがMediaTek製のCortex A7(1.3GHz、クアッドコア)、メモリ1GB、内蔵ストレージ4GB、デュアルSIMスロット、microSDカードスロット、200万画素の前面カメラおよび500万画素の背面カメラ、交換可能なバッテリー(容量1700mAh)、FMラジオなどを備える。
OSはAndroid 4.4を搭載し、ソフトアップデートなどはGoogleが直接提供する。年内には、次のOSバージョンアップとなる「Android L」の提供も予定する。
通信料金については、インドAirTelのSIMを利用する場合、最初の半年間はソフトウェアアップデートの通信料金が無料となり、Google Playからのダウンロードは1カ月あたり200MBが無料となる。
Googleでは、Android Oneのパートナー企業に、Acer、Alcatel Onetouch、ASUS、HTC、Intex、Lava、Lenovo、Panasonic、Xoloの端末メーカー各社と、チップセットメーカーとしてQualcommが加わったことを発表。Android Oneは今後、2014年末までにはインドネシア、フィリピン、バングラディシュ、ネパール、パキスタン、スリランカの各国で、2015年にはさらに多くの国で展開していくとしている。