ニュース

シャープの電子ノートとキングジムの感熱式小型プリンターが連携

 シャープ株式会社の電子ノート「WG-S20/N20/N10」と株式会社キングジムの感熱式小型プリンター「ココドリ CC10」を連携するソフトを両社が24日、それぞれ公開した。

シャープの電子ノート「WG-S20」
キングジムの感熱式小型プリンター「ココドリ CC10」

 両製品の専用ソフトをアップデートすることで連携可能になり、電子ノートに書き込んだデータをPCに取り込むことでココドリでプリントアウトできるほか、ココドリ専用ソフトで切り取ったウェブサイトなどPC画面の一部を、電子ノートに取り込むことができる。

電子ノート内のデータを「ココドリ」でプリントアウトできる
ココドリ専用ソフトで切り取ったPC画面の一部を電子ノートに取り込める

 シャープとキングジムでは、電子ノートのデータを印刷して関連資料に添付したり、電子ノートに書き込んだスケジュール帳をふせんタイプの専用ロール紙で印刷して貼り付けるといったプリントならではの使い方を紹介している。そのほか、ウェブサイトやオフィスソフトウェアなどの画面を電子ノートに取り込むなど、製品活用の幅が広がるとしている。

 また、ココドリ単体の追加機能として、キャプチャーデータ以外にも、任意のフォルダー内に保存されているデータを印刷できるようになり、キングジムのデジタルメモ「ポメラ」やハンディメモ「マメモ」TM2で作成したデータも印刷可能。

ココドリでのプリントアウトの利用シーン
PC画面取り込みの利用シーン

 電子ノートは、タッチパネル対応のモノクロ液晶を搭載し、付属のペンを使用して書き込める電子文具。最大2000ページ分のデータを保存でき、1回の充電で約30日間(1日2時間使用の場合)使用できる。価格はすべてオープンプライスだが、直販サイトではWG-S20が1万4095円(税別)、WG-N20が1万2190円(税別)。WG-N10は現時点で直販サイトでは取り扱っていない。

 ココドリは、PC画面に表示されている一部分を選択して印刷できる小型感熱式プリンター。専用のロール紙には、通常紙の「メモタイプ」と、裏面に糊が付いている「ふせんタイプ」の2種類が用意されている。価格は1万4000円(税別)。

(山川 晶之)