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アドビ、「Photoshop Elements 13」と「Premiere Elements13」を発売

 アドビシステムズ株式会社は24日、エントリーユーザー向けの写真編集ツール「Adobe Photoshop Elements 13」と、動画編集ツール「Adobe Premiere Elements 13」を発売した。

自然な合成写真が作成できる「Adobe Photoshop Elements 13」

 Photoshop Elements 13の新機能の1つ「Photomerge Compose(フォトマージ コンポーズ)」機能では、被写体の入れ替えや入れ込みが可能で、1枚の写真から取り出した被写体を別の写真に挿入すると、カラーや明るさが自動的に調整される。

 また、トリミング機能を強化。顔や水平線などの写真内の要素を分析し、構図ルールに基づいて4種類の異なる構図を提案する「切り抜き候補」ツールを追加した。1クリックで複数の効果を写真に適用できるエフェクト機能も、バリエーションを50通りに増やした。

 また、Facebookのプロフィール写真とカバー写真を一体化したFacebookページの作成が可能。加工した写真は、Flickr、Facebook、Twitterなどで公開でき、受信者だけが表示できる非公開ウェブギャラリーへのリンクを送信することも可能。

自然な合成写真が作成できる「Photomerge Compose(フォトマージ コンポーズ)機能」
構図ルールに基づいてトリミングできる「切り抜き候補」ツール
エフェクト機能も50パターンに強化された
ユニークなFacebookページの作成が可能

目的の動画がより簡単に作成できる「Adobe Premiere Elements 13」

 Premiere Elements 13で新しく追加された「ビデオストーリー」機能では、結婚式や誕生日など、ストーリーのタイプを選び、チャプターごとに素材を指定するだけで、トリミングやトランジション、音楽を自動的に追加。1本の動画を短時間で作成できる。

 また、手ぶれ補正「シェイクスタビライザー」機能が強化され、GoProなどのアクションカメラで撮影した映像でも手ぶれを補正できる。このほか、タイトルテキスト内に映像を表示させるなど、特殊効果を適用できるようになった。任意のシーンを選ぶだけで1本のムービーとして書き出す機能も追加された。

目的の動画を短時間で作成できる「ビデオストーリー」機能
強化された手ぶれ補正機能
タイトルのテキスト内に映像を表示できる特殊効果を追加
任意のシーンを選ぶだけで1本の動画として書き出せる

RetinaディスプレイやWindowsの高DPI環境に対応

 両製品ともに、Windows 8/7、Mac OS X 10.8以降に対応。今回、Photoshop Elementsに関してはWindows 64bit版に対応した(Premiere Elementsはバージョン10より対応)。高解像度ディスプレイにも対応し、Windowsでは高DPI、MacではRetinaディスプレイをサポートした。

 アドビストアでの販売価格(非課税)は、Photoshop Elements 13通常版が1万3800円、乗り換え・アップグレード版が9800円。乗り換え・アップグレード版の対象商品は、旧バージョンのPhotoshop Elements以外にも、PaintShop、CorelDraw/Painter、iLife、デジカメ de!! シリーズなどを含む。

 Premiere Elements 13通常版が1万3800円、乗り換え・アップグレード版が9800円。乗り換え・アップグレード版の対象商品は、旧バージョンのPremiere Elementsのほか、Video Studio、Final Cutシリーズ、iLife、感動かんたん!フォトムービーなどを含む。

 なお、Photoshop Elements 13とPremiere Elements 13のセットパッケージは、通常版が1万9800円、乗り換え・アップグレード版が1万4800円、学生・教職員個人版が9800円となっている。

(山川 晶之)