ニュース

ヤフオク!とBOOKOFFのコラボ店舗「ヤフOFF!」、渋谷と自由が丘でオープン

ヤフオクへの出品ができる窓口カウンターを設置

 ヤフー株式会社とブックオフコーポレーション株式会社は26日、インターネットオークションサイト「ヤフオク!」と、中古本販売チェーン「BOOKOFF」がコラボレーションした店舗「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」をオープンした。

「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」オープニングセレモニーの様子。左から、ヤフー株式会社執行役員ヤフオク!カンパニー長の梅村雄士氏、ヤフー株式会社代表取締役社長の宮坂学氏、ブックオフコーポレーション株式会社代表取締役社長の松下展千氏、ブックオフコーポレーション株式会社取締役執行役員の堀内康隆氏、ブックオフ公式キャラクターのよむよむ君

 店舗は、既存の「BOOKOFF 渋谷センター街店」をリニューアル。レジカウンターの横にヤフオク!出品窓口を設置。出品したい商品を持ち込み、必要事項の記入と身分証明書の提示により申し込みが完了する。スタッフ側で出品された商品が落札されると、手数料を引いた金額が指定の金融機関に振り込まれる。これまで必要であった、出品作業や取引成立後の梱包・発送などが不要となる。

オープンした「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」
iPodを出品依頼する宮坂氏

 出品窓口で取り扱える商品は、ヤフオクガイドラインに則しており、落札金額が5000円以上見込める商品。酒類、銃刀類、ドラッグ、食品、動植物、情報類、自動車、美術品、宝石類、金券、チケット、盗品、偽造品、改造品、レンタル・リース契約中の商品、型番が不明な商品のほか、指定宅急便で発送できない大型商品などは取り扱いできないとしている。

 手数料(税込)は、落札額(税抜)が5000円から1万円の場合で落札額の45%、1万1円から5万円の場合で落札額の35%、5万1円以上の場合で落札額の25%となっている。ただし、5000円未満の場合は2000円(税込)の利用手数料が発生し、落札額が2000円を下回る場合、落札金額がそのまま利用手数料となる。なお、出品窓口は、株式会社マーケットエンタープライズが展開。ヤフオク!取引中に発生したトラブルはマーケットエンタープライズが責任を負うとしている。

 12月31日までのキャンペーンとして、来店したYahoo!プレミアム会員向けに、108円(税込)の本を毎月3冊まで無償で提供。ヤフオク!をあまり利用していない会員にも店舗へ足を運んでもらう施策としている。そのほか、本の出会いをより広げるために、BOOKOFFがセレクトした5000タイトルの商品レビューが見られるタブレット端末を店内1階中央に設置。本のバーコードを読み取ることで、商品レビューを閲覧できる。

店内に設置されたタブレット端末
バーコードを読み取ることで、本のレビューが表示される

 また、渋谷店のオープンと同時に「BOOKOFF 自由が丘駅前店」もリニューアル。“オールジャンルブランド買取”をコンセプトに、ブックオフグループの株式会社ハグオールが総合買取受付窓口を設置する。窓口では、本、CD、DVD、ゲーム以外の「アパレル」「服飾雑貨」「貴金属」「食器(キッチン用品)」「スポーツ用品」など、あらゆるジャンルの商品を買い取り、ヤフオク!などで販売する。

BOOKOFF 自由が丘駅前店
買い取りイメージ

リユース人口率を100%に

 「ヤフOFF! フラッグシップストア 渋谷センター街」のオープンに合わせて催されたセレモニーでは、ヤフー株式会社代表取締役社長の宮坂学氏と、ブックオフコーポレーション株式会社代表取締役社長の松下展千氏が挨拶した。

ヤフー株式会社代表取締役社長の宮坂学氏
ブックオフコーポレーション株式会社代表取締役社長の松下展千氏

 宮坂氏は、ヤフオク!がサービスを開始して15年が経過し、今までの取引額も8.5兆円と、インターネットでのリユースプラットフォ−ムとしてNo.1になったとした上で、1年に一度でもリユース経験のある人は40%のみで、まだ半数以上の人々がリユースを体験していないと説明。ブックオフと組むことで出品時の手間を軽減し、忙しくてリユースを利用できなかった人でも、リユースを消費の選択肢の1つとして取り入れて欲しいと述べた。

 また、競合のオークションサービスや伸びが著しいフリマアプリについて宮坂氏は、まだリユース市場が成熟しておらず、リユースというライフスタイルそのものを多くの人に知ってほしい局面だという。ヤフーなりのやり方、他社なりのやり方でリユースの取り組みをすればよく、現時点で他社との差別化は重要ではないとした。

 松下氏は、リユース人口100%を目指して4月にヤフーと手を組み、今回の渋谷店オープンにつながったと説明。ヤフーと連携することで、不要になったものを必要とする人に届けられるプラットフォームとしてのブックオフを活用してリユース人口100%を目指したいとした。

 最初の店舗に渋谷を選んだ理由として松下氏は、ブックオフが持つ850店舗の中で比較広くサービス展開が容易なほか、情報発信地である渋谷を出発点に相応しかったという。渋谷はラボ的な店舗として展開し、トライアンドエラーを重ねてお客様のニーズを見極めながら、2〜3年掛けてブックオフ全店舗で展開したいとした。渋谷・自由が丘以外の店舗への導入は、今年度末から来年度頭周辺で検討しているという。

 今後、インターネットとオフライン店舗を連携させた取り組みを進める予定で、購入履歴や売買履歴を元に、似たような人の行動を予測した広告展開を、リアル店舗とも連携したいとした。

(山川 晶之)