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オムロン、人の表情や動きを認識・判定した結果をスマホで利用できる装置

 オムロン株式会社は、人の状態を認識する独自の顔画像センシング技術「OKAO Vision」とカメラモジュールを小型ボディに収めたセンシング装置「Human Vision Components-Consumer model」シリーズ(HVC-C)を12月に発売する。

「HVC-C」本体

 HVC-Cは、満足・不満足や5つの表情のほか、性別、年齢、視線、ジェスチャーなど10種類の人の状態や動きを認識する。センシング結果は、BluetoothやWi-Fiでスマートフォン/タブレット端末に送信でき、出力結果をアプリで活用したり、ほかの機器のコントロールなどに利用できる。サイズは、79×61×21mm(横×縦×厚さ)。

 オムロンでは、洗面所に設置して日々の顔年齢を測定・グラフ化したり、毎日の笑顔を点数化して自分磨きに活用する、あるいはリビングに設置して対象者の笑顔量から体調変化を見守ることで、離れた家族の様子のモニタリングするといった利用例を挙げている。

表情から顔年齢を測定して自分磨き用のツールとして
スマートフォンゲームの新たな入力装置として
笑顔量から体調変化を測定し離れた家族の見守りとして
家族を認識して照明や温度など快適な環境に制御する

 オムロンでは、Internet of Things(IoT)の目となり、人に寄り添う新たなセンサーネットワーク環境の実現に貢献するという。HVC-Cのアプリ開発情報をウェブサイト上などで公開するとともに、ハッカソンやアイデアソンイベントなどに積極的に提供することで、HVC-Cの新たな活用方法を創出して欲しいとしている。10月7日から開催される「シーテックジャパン2014」のオムロンブースにて展示する。

(山川 晶之)