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三大流星群で最もマイナーそうな「しぶんぎ座流星群」が新年早々ピーク

例によってウェザーニューズがライブ配信

 株式会社ウェザーニューズは、「しぶんぎ座流星群」のライブ中継を2015年1月3日夜に実施する。

1月3日に流星が観測できる可能性のある地域を表したマップ(12月26日時点)

 しぶんぎ座流星群は、「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群の1つ。ウェザーニューズによると、今回、出現のピークは日本時間の1月4日11時と昼間となっている。また、1月3日の夜は満月に近い月が昇るため、出現数は1時間に10個程度と予想している。流星の放射点は夜分遅くに北東の空に出現し、明け方に向かって空高く昇る。明かりが直接目に入らないように観測するのがお勧めだという。

 ウェザーニューズでは、24時間ライブ放送番組「SOLiVE24」にて、1月3日22時からしぶんぎ座流星群の特別番組を放送。23時~25時に全国7カ所からの流星ライブ中継を配信する。BS910や特設サイト「しぶんぎ座流星群2015」のほか、YouTubeやニコニコ生放送でも視聴できる。また、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」にて、流星が観測された場合に、3分以内に流星映像を配信する有料サービス「流星キャッチャー」が利用できる。

 なお、ウェザーニューズによると、「しぶんぎ座」というのは、18世紀の終わりごろにフランスの天文学者ジェローム・ラランドが名付けた星座の1つで、「りゅう座」「おおぐま座」「うしかい座」付近にある。天体観測に使われた「四分儀」に由来するが、1930年ごろに星座の数が88個と決定した際にしぶんぎ座は採用されず、現在では存在しない星座となっている。当時しぶんぎ座があった付近に放射点があることから、現在でもしぶんぎ座流星群と呼ばれているという。

(山川 晶之)