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Windows Helloの顔認証、暗い場所での利用が制限されたことが明らかに。その理由とは

 Windows Helloの顔認証が、暗い場所で動作しなくなったことが明らかになった。

 Windows 11に搭載されている顔認証、いわゆるWindows Helloは、赤外線センサーを用いることから、照度の低い環境でも顔を3Dスキャンできることが1つの特徴だった。しかし最近発見された脆弱性をカバーするため、赤外線センサーに加えて顔を認識できるWebカメラを用いるよう仕様変更。この結果、顔をスキャンするためには一定の照度が必要となり、これまでのような暗い場所では利用できなくなったという。4月以降、ユーザーの間で不具合報告が相次いでいたが、こうした理由による仕様変更だったようだ。実はこれには抜け道もあって、WindowsデバイスマネージャーでWebカメラそのものを無効にすると、Windows Helloが赤外線センサーのみで認証するようになり、暗い部屋でもPCにログインできるのだとか。とはいえ、セキュリティは低下する格好になるため、今後はWindows Helloは基本的に明るい部屋でのみ動作するものと、この機会に認識を改めておいたほうがよさそうだ。