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マイクロソフト、月例パッチの事前通知制度を廃止

 日本マイクロソフト株式会社は8日、月例セキュリティ更新プログラム(パッチ)の事前通知サービスを一部取りやめると発表した。Microsoft Updateをはじめとしたその他セキュリティ管理ツールの利用が増えたことに伴うものという。ただし、プレミアサポート利用客に対しての通知サービスは継続する。

 マイクロソフトでは、Windowsなど各種ソフトフェア用のパッチを原則として毎月1回、第2水曜日(日本時間)に配布している。その配布の前段階として、毎月第1金曜日(日本時間)には、配布予定パッチの概要を事前通知するのが通例となっていた。

 この事前通知は、主に大規模組織を想定したものだったが、取り組みの開始から10年以上が経過し、ユーザー側においてもMicrosoft UpdateやWindows Server Update Serviceを用いて管理するケースが増加していることから、廃止を決定したという。

 なお、一部の顧客に対しては事前通知を継続する。また、「MyBulletins」(英語サイト)を利用すれば、特定アプリケーションのセキュリティ情報だけをカスタマイズして閲覧できるとしている。

(森田 秀一)