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スノータイヤ販売の偽サイトが出現! 雪かきに続き、降雪対策需要を狙う新たな詐欺

 セキュリティ対策ソフト「Internet SagiWall」を提供するBBソフトサービス株式会社は、スノータイヤ販売の偽サイトを今年1月に検知していたことを明らかにした。1月は各地で大雪に見舞われたことから、スノータイヤの購入を思い立ったドライバーを安売りによって誘導し、金銭を搾取する詐欺サイトが出現したとみられる。

 BBソフトサービスによれば、降雪対策需要を狙った詐欺サイトとしては以前より、除雪用スコップなどのグッズを販売する詐欺サイトが確認されていたという。これに対してスノータイヤは商品の単価も高いため、犯罪者が新たな詐欺の商材として選んだものとみている。

 BBソフトサービスでは、「大雪などの天候や災害などによって急激に強い需要が発生する商材は、購入を急ぐため注意がおろそかになってだまされやすくなる。このような緊急性の高い需要を狙った詐欺サイトは今後も出現することが予想される」として注意を呼び掛けている。

 Internet SagiWallが1月に検知した詐欺サイトの総数は40万7000件。ワンクリック・不当請求詐欺サイトが89.54%で大部分を占め、次いでフィッシング詐欺サイトの8.98%など。

 OS別で見ると、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの比率が高いのはAndroidの92.11%とiOSの67.39%で、Windowsは23.08%。これに対してフィッシング詐欺サイトは、Windowsで56.31%と半数以上を占める一方、iOSでは25.03%、Androidでは7.15%だった。このほか、Windowsではボーガスウェア(偽セキュリティソフト)配布サイトが20.40%に上る。ボーガスウェア配布サイトは、Androidでは0.02%だが、iOSでは6.54%あった。

(永沢 茂)