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niconicoの「クリエイター奨励プログラム」総支払額は13億7000万円、任天堂公認でゲーム動画の登録も増加
(2015/4/17 13:06)
株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは17日、「niconico」各種サービスへの作品投稿支援策である「クリエイター奨励プログラム」の最新実績値を発表した。登録作品数の累計は31万7661作品(2015年2月時点)、総支払額は13億6927万4737円(2015年1月時点)だった。
「クリエイター奨励プログラム」は2011年12月に運用を開始。ユーザーが投稿した作品の人気度などに応じて、現金もしくはニコニコポイントを奨励金として支払う。奨励金の原資は、従来のniconicoプレミアム会員収入に加え、2014年6月からは再生前動画広告の売上が活用されるようになった。なお、奨励プログラムに登録した全作品で奨励金を分配する仕組みのため、作品登録数が増加すると、作品ごとの受け取り奨励金額は減少する。
プログラムへの作品登録数は着実に伸びており、2015年2月時点で累計31万7661作品となった。これは前年比で2倍以上の数値という。
また、プログラム登録作品の種類別割合は「動画」が75.1%と大多数を占めた。以下、「静画」が16.8%、「コモンズ」が5.1%、「生放送」が2.9%、「立体」が0.1%と続いた。
動画作品の登録が伸長した背景としては、2014年12月に任天堂株式会社が一部のゲーム作品において動画投稿を公認・許諾し、クリエイター奨励プログラムの対象となったことが大きく、現在は動画登録作品の約4割がゲーム関連という。
プログラム開始から2015年1月までの奨励金累計支払額は13億6927万4737円。2014年単年では5億9290万7789円で、1再生あたり0.29円が支払われた計算となる。
このほか、1000万円以上の奨励金を受け取った人は直近1年で2人加わり、これまでの通算で17人となったことも発表されている。