ニュース

ネットギア、2/4ベイ対応NAS「ReadyNAS 200」シリーズ、ウェブサイトにアクセスするだけで設定完了

 ネットギアジャパン合同会社は、デスクトップ型NAS「ReadyNAS 200」シリーズ2機種を発表した。6月中旬に発売する。希望小売価格(税別)は、2ベイモデル「ReadyNAS 202」が6万8000円、4ベイモデル「ReadyNAS 204」が9万9000円(いずれもディスクレスモデル)。3年間の本体保証が付帯する。

(左から)「ReadyNAS 202」「ReadyNAS 204」

 ネットギアが販売しているNAS「ReadyNAS 100」シリーズの上位機種。ネットギア独自OS「ReadyNAS OS」の最新バージョン「6.2」を搭載している。ボリュームの自動拡張機能「X-RAID2」に対応し、HDDの追加や容量の大きなディスクに交換すると、自動で拡張する。対応RAIDは、ReadyNAS 202ではRAID 0/1/X-RAID2/JBOD、ReadyNAS 204ではRAID 0/1/5/6/10(1+0)/X-RAID2/JBOD。

 初期設定は、ReadyNASと同じネットワーク上のPCから専用サイトにアクセスすると自動で検出。ソフトのインストールやIPアドレスの入力なしに設定完了する。回数無制限のスナップショット機能をサポートし、ファイルやフォルダーを消去した場合でも、スナップショットを記録した時点のデータに復元可能。また、「ビットロット・プロテクション」機能により、アクセス頻度が低いファイルの破損を事前に検知・修復できる。

 プライベートクラウド機能「ReadyCLOUD」を強化し、自動バックアップや同期が可能。ReadyNAS内に保存したデータに、PCやスマートフォン/タブレットなど、インターネットに接続された機器からアクセスできる。また、「VMware Vsphere」「Citrix XenServer」「Microsoft Hyper-V」をサポートし、サーバー仮想化における仮想マシンのストレージとして利用可能。

 複数箇所に設置したReadyNAS間で、自動的にVPNトンネルを構築してファイルをバックアップする「ReadyNAS Replicate」機能を搭載。オプションで「ReadyNAS Vault」が提供され、遠隔地のデータセンターに暗号化通信を行い、ReadyNAS上のデータをバックアップ。また、ライセンスフリーのリアルタイムアンチウイルスソフトを搭載する。

 CPUはCortex A15のARMプロセッサー(デュアルコア1.4GHz)を搭載。メモリは2GB。HDDはホットスワップに対応し、ReadyNAS 202で最大12TB(6TBHDD使用時)、ReadyNAS 204で最大24TB(6TBHDD使用時)の容量を構築できる。ネットワークは、1000BASE-Tポート×2。インターフェイスは、ReadyNAS 202がUSB 3.0ポート×3、eSATAポート×1。ReadyNAS 204がUSB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×1、eSATAポート×1。

 本体サイズは、ReadyNAS 202が220×101×142mm(奥行×横×高さ)、重さが2.03kg。ReadyNAS 204が223×134×205mm(奥行×横×高さ)、重さが4.02kg。

 法人向けには、ディスクレスモデルと、HDDを内蔵したビジネス用モデルの2種類を提供する。こちらはHDDを含めて5年間の長期保証が付帯する。

(山川 晶之)