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偽/正規銀行アプリ対策の新機能を搭載、「ウイルスバスター モバイル」最新版

 トレンドマイクロ株式会社は、スマートフォン/タブレット端末向けセキュリティアプリ「ウイルスバスター モバイル」の最新版を7月29日17時に発売する。

トレンドマイクロ株式会社のエバ・チェン代表取締役社長兼CEO(27日に行われた記者発表会で)
トレンドマイクロ株式会社の石橋達司氏(マーケティング本部プロダクトマネジメント部コンシューマプロダクト課課長)

 ダウンロード版の同社オンラインショップでの価格(税込)は、1年版が3065円、2年版が5637円。Android 2.3/3.0/3.1/3.2/4.0/4.1/4.2/4.3/4.4/5.0/5.1、iOS 8.0/8.1/8.2/8.3/8.4、Kindle Fireシリーズに対応しており、1台の端末で利用可能。Google Play、App Storeでも購入可能で、App Storeでの価格(税込)は1年版が3000円、2年版が5800円。

 また、店頭で販売しているウイルスバスター モバイルのPOSA版(オープンプライス)においても、7月29日17時より最新版を利用可能。

「ウイルスバスター モバイル」メイン画面(Android版)
「ウイルスバスター モバイル」POSA版パッケージ

 OS・端末によって提供される機能は異なり、最新版では、Androidにおいてネットバンキングの安全利用のための新機能を搭載したのが特徴。

 まず、偽の銀行アプリを検出する機能を搭載。国内でネットバンキングサービスを提供している主要銀行について、正規アプリの情報をホワイトリストとしてトレンドマイクロのクラウド上のデータベースに保有。アプリのインストール時、アプリの証明書やアイコンがデータベースの情報と違っていないかチェックし、異なる場合は偽アプリと判定してアプリの削除を促す。

 一方、正規の銀行アプリ使用時のWi-Fiセキュリティチェック機能も搭載。Wi-Fiを利用している際に、銀行の正規アプリを起動すると、そのWi-Fiネットワークが安全かどうかチェックし、脆弱な場合は注意を促す。

 このほかAndroid版の新機能としては、アプリの管理機能がある。インストールしているアプリを一覧で管理でき、アンインストールやダウンロード済みアプリの確認が簡単にできるという。

 iOS版では、ウェブからの脅威への対策として、トレンドマイクロの独自ブラウザーに加えて、ウェブブラウザー「Safari」に対する機能強化を図った。Safariから拡張機能を呼び出し、閲覧しているページを主導スキャンして安全性を確認できるようにした。

 また、SNSのプライバシー設定をチェックして推奨設定を提示する「プライバシー設定チェッカー」が、従来から対応しているFacebookに加えて、Twitterにも対応した。

(永沢 茂)