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ワコム、手書きノートをデジタル化するスマートフォーリオ「Bamboo Spark」

 株式会社ワコムは4日、手書きノートをデジタル化するスマートフォリオ「Bamboo Spark」を発表した。10月発売予定で、ワコムストアでの価格は1万7800円(税別)。対応OSはiOS 8以降/Android 4.3以降。

「Bamboo Spark with gadget pocket」

 A5サイズのアナログノートに専用のスマートペンで書いた文字やイラストなどから、デジタルデータを生成する。ワコム独自の電磁誘導方式「EMR(Electro-Magnetic Resonance)」デジタイザーを搭載。スマートペンで紙に書くと同時にデジタルデータを生成し、本体中央のボタンを押すと、iOS/Androidアプリ「Bamboo Spark app」に転送される。筆圧レベルは1024。Bamboo Sparkは、2.5時間のUSB充電で約8時間使用可能。スマートペンは電池駆動などではなく専用インクを採用する。通常のペンは利用できない。

 Bamboo Spark内にもメモリを内蔵し、ノート100枚分まで保存できる。Bamboo Spark appに保存したデータは、アプリ上で編集可能なほか、ノートアプリ「Bamboo Paper」を利用することで、同じアプリをインストールしているユーザー同士でメモを共有できる。また、Evernote、Dropboxなどのクラウドストレージにエクスポート可能。クラウドサービス「Wacom Cloud」にアカウント登録することで、PCやMacからデータにアクセスできる。5GBまで無料。

専用のスマートペン
本体中央のボタンを押すとアプリにデータが転送される

 ラインナップは、スマートフォン、ペン、名刺、用紙などを入れられるガジェットポケットが付属するモデル「Bamboo Spark with gadget pocket」、タブレットスリーブ付きモデル「Bamboo Spark with tablet sleeve」、iPad Air 2専用モデル「Bamboo Spark with snap-fit for iPad Air 2」(ワコムストアのみで販売)の3種類。

「Bamboo Spark with tablet sleeve」
「Bamboo Spark with snap-fit for iPad Air 2

(山川 晶之)