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ASUS、6本のアンテナを装備した11ac対応Wi-Fiルーター、5GHz帯×2+2.4GHz帯のトライバンド対応

 ASUSTeK Computerは、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応したハイエンドWi-Fiルーター「RT-AC3200」を9月11日に発売すると発表した。価格はオープンプライスだが、予想実売価格は3万8000円(税込)。

「RT-AC3200」
裏面

 3×3のMIMO通信に対応しており、通信速度は11ac時で最大1300Mbps。6本のアンテナを装備しており、5GHz帯だけでデュアルバンド化可能。2.4GHz帯も加えてトライバンド対応をうたう。11nでは、TurboQAM技術を採用し、子機が同技術対応デバイスであれば最大600Mbpsで通信可能。また、複数台のデバイスと完全同時通信できるMU-MIMOに対応する。

 トライバンドに対応するスマートコネクト技術を搭載。接続デバイスの信号強度や接続速度を自動的に計測し、各接続デバイスの周波数を自動で切り替える。ASUSでは、スマートコネクト技術を有効にすることで、最大39%パフォーマンスアップするとしている。また、接続デバイスの位置を検出して、特定のデバイスに集中して電波を発射する「Ai Radar」機能を搭載する。

 高度な管理機能を搭載しており、接続デバイスの一覧や、デバイスのトラフィックを表示できる。また、特定のデータ通信の優先度を変更できる「Adaptive QoS」を搭載する。すべての機能は、ウェブブラウザー上の「ASUSWRT管理設定画面」からアクセスできる。

 CPUには、Cortex-A9ベースのBroadcom製「BCM4709」(1GHzデュアルコア)を搭載。256MBのDDR3メモリを搭載する。インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応した有線LANポート×4、WANポート×1のほか、外付けHDDのNAS化やプリンターのネットワーク化に利用できるUSB 3.0ポート×1、USB 2.0ポート×1。

 iOS/Android向けアプリ「ASUS AiCloud」をインストールすることで、USBポートに接続したHDDやネットワーク上のPCに保存したデータにアクセスできる。また、外部からWi-Fiルーターの負荷状況やメモリ使用量などを監視することもできる。

 本体サイズは、290×188×58mm(幅×奥行き×高さ、アンテナ除く)、重さは1020g。

(山川 晶之)