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LINEとインテル、IoTでのLINEビジネスコネクト活用で連携、飲料水購入で自撮り→LINEに送信できるハイテク自販機も

 LINE株式会社とインテル株式会社は2日、ソフトウェア開発者向けの技術情報支援と、IoT対応ソリューションの導入促進を目的とした連携で合意した。インテルでは、LINEをソフトウェア開発者とのコミュニケーションプラットフォームとして利用し、ソフトウェア開発に関する最新情報を提供する。

 まず、インドとインドネシアにて、ソフトウェア開発者向けのLINE公式アカウントを開設。インテルのソフトウェア関連アップデートやツール、リソースが集約されている「インテル・ディベロッパー・ゾーン」の延長線上に位置付けられており、ソフトウェア開発者やメーカー向けのオンラインコミュニティとして機能する。IoT、ゲーム開発、「RealSense」テクノロジー、Android/Windows開発などの最新情報やリソースを共有する。

 両社は、ホームオートメーション、デジタルサイネージ、インテリジェント自動販売機などのIoTソリューションの開発でも協働。LINE公式アカウントの各種機能をAPIとして提供し、企業側でカスタマイズすることで企業とユーザーの双方向コミュニケーションを実現する「LINE ビジネスコネクト」を通して、リアルタイムなフィードバックキャプチャーやレポート作成などの取り組みを、他パートナー企業に提供する。

 取り組みの皮切りとして、キリンビバレッジバリューベンダー株式会社が、インテルプロセッサーを搭載したデジタルサイネージ自動販売機を、10月より全国主要都市部に展開する。自動販売機を、LINE ビジネスコネクトと連携する事で、ユーザーへのエンターテインメント体験の提供や、マーケティングデータの管理による顧客体験を提供するとしている。

 自動販売機は、キリンビバレッジバリューベンダー株式会社、サンデン・リテールシステム株式会社、株式会社ブイシンクによって開発されたもので、フレーム付き自撮り写真提供機能「VENDORPHOTO(ベンダーフォト)」、動画広告、災害対応、多言対応などの各種機能を搭載。清涼飲料を購入したユーザーが自販機のカメラで写真撮影し、フレーム付き写真をLINEで受け取り可能。

カメラを内蔵したデジタルサイネージ自動販売機
清涼飲料を購入すると、自動販売機内のカメラで撮影した自撮り写真をLINEに送信する

(山川 晶之)