スマイルワークスとブラザー工業が会計・社労士向け専用スキャナー、マイナンバーなど機密情報向けクラウドストレージにPCレスで暗号化保存

　ブラザー工業株式会社と株式会社スマイルワークスは8日、会計・社労士事務所などが行う記帳代行や給与計算代行業務の効率化・セキュリティ強化を目的とした「専用クラウドスキャナー」を提供開始した。

「SECURE FOLDER」のオプションで提供される「専用クラウドスキャナー」

　スマイルワークスでは、クラウド型ERMシステム「ClearWorks」上でマイナンバーを管理するソリューション「マイナンバークラウドパック」を提供する予定。従業員やアルバイトなどが自分自身で登録したマイナンバー情報をクラウド上で暗号化保存できるほか、個人情報の管理・利用履歴などを厳格に管理できる。

　専用クラウドスキャナーは、スマイルワークスの企業向けクラウドストレージサービス「SECURE FOLDER」に、PCレスでスキャンデータを暗号化してアップロード・保管できるもの。専用スキャナーとして、ブラザーのドキュメントスキャナーを提供する。

　ClearWorksと組み合わせることで、マイナンバー管理における個人番号・本人確認書類の提出や、会計事務所・社労士事務所の記帳代行、給与計算代行、労務手続き代行業務などにおける、クライアントとの証憑受け渡し・確認など、機密性の高い情報をやり取りする業務にて効果を発揮するという。

　専用クラウドスキャナーは、SECURE FOLDERのオプションとして利用でき、初期設定費用は3万円（1台ごと）、月額基本料金として800円（1台ごと）が発生する。