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国家試験「情報セキュリティマネジメント試験」創設、2016年4月から年2回開催

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は16日、経済産業省による国家試験「情報セキュリティマネジメント試験」が創設されたことを受け、2016年4月より試験を実施すると発表した。あわせて、出題範囲やサンプル問題などについての情報提供もスタートした。

「情報処理技術者試験」における「情報セキュリティマネジメント試験」の位置付け

 サイバー攻撃の巧妙化、企業内部からの不正な情報流出などが社会問題化する一方、これらへの対策実務を担う人材が不足しているとされる。「情報セキュリティマネジメント試験」では、一般企業において必要なセキュリティ人材の創出を大きな目的とする。具体的には、企業内で個人情報を取り扱う担当者などの受験を想定しているという。

 「情報セキュリティマネジメント試験」は、同じく国家試験である「情報処理技術者試験」の新たな試験区分という扱い。この区分内では「レベル2」に位置付けられ、「基本情報技術者試験」と同格にあたる。

 試験は4月と10月の年2回開催。午前・午後それぞれ90分の合計180分で実施される。IPAのウェブサイトでは、すでにシラバス(試験要項)や試験問題のサンプルが公開されている。

試験の方式

(森田 秀一)