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弥生、自動仕訳サービス「YAYOI SMART CONNECT」を強化、データ取得がよりシンプルに

 弥生株式会社は11日、取引データの自動取込・自動仕訳サービス「YAYOI SMART CONNECT」の機能強化を実施した。データ取得手段がよりシンプルになったほか、銀行の法人口座に対応。「まとめ仕訳」機能も追加された。各機能は「弥生会計 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」などから利用できる。デスクトップ版弥生での利用にあたっては、別途「あんしん保守サポート」に加入する必要がある。

自動仕訳機能の利用イメージ

 YAYOI SMART CONNECTは、銀行口座やクレジットカード、電子マネーの取引履歴を外部サイト経由で取り込み、会計ソフト「弥生」シリーズの仕訳データとして利用するためのサービス。従来は「Zaim」や「MoneyLook」など他事業者の口座管理サービスを介してデータを取得していたが、今回の機能強化によってYAYOI SMART CONNECTからの直接取得が可能になった。

 あわせて、銀行の法人口座の取引データが自動で仕訳できるようになった。現在の対応金融機関数は1125行、法人口座47行。

 「まとめ仕訳」機能も新たに追加された。交通機関の利用回数の多いユーザーが交通系ICカードの利用履歴を取り込んだ際、膨大な数の仕訳データが生成されてしまうが、こういった事象を自動で整理。1カ月分のデータを1つの仕訳にまとめられる。まとめたデータから元のデータをたどることもできる。

「まとめ仕訳」の概要

(森田 秀一)