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ソフトバンク、Starlink Business利用の可搬型衛星通信サービス「SatPack」。半径300mのWi-Fiエリアを“サッと”構築
2025年12月23日 08:00
ソフトバンク株式会社は、「Starlink Business」を使用した可搬型衛星通信サービス「SatPack」（サットパック）」の提供を2026年1月中旬に開始する。建設現場、防災拠点、災害時の通信確保などBCP（事業継続計画）対策を支援するとしている。
同社の衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」と、アライドテレシス株式会社の屋外用Wi-Fiアクセスポイント「AT-TQ6702e GEN2」、アンカー・ジャパン株式会社のポータブル電源などを組み合わせており、半径約300mのWi-Fi環境を“サッと”構築できる可搬型衛星通信サービス。停電時も約10時間の稼働が可能で、工具不要かつ10分程度で設営できる。
同サービスは、山間部や通信インフラが未整備である地域の通信環境を改善し、災害時の情報共有・避難所運営支援・自治体の初動対応やBCP体制を強化する。
提供開始に先立ち、前田建設工業株式会社の協力により、東北と九州にある2カ所の工事現場で、10月28日に実証実験を実施している。このうち、九州（福岡県みやま市の甲田造成現場）では、最大到達距離343mおよび約±20mの高低差がある地形でも広範囲な通信が可能であることを確認し、通信性能を実証したとしている。
