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Adobe、Flash PlayerやPhotoshop CCなどセキュリティ修正

 米Adobe Systemsは9日、「Flash Player」のセキュリティアップデートをリリースした。攻撃者にシステムを乗っ取られる可能性のある脆弱性を修正しており、同社ではユーザーに対して最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 最新バージョンは、Windows/Mac用のFlash Playerデスクトップランタイムが「20.0.0.306」。Linux用が「11.2.202.569」、Windows/Mac用の延長サポート版が「18.0.0.329」。

 各ブラウザー(Windows/Mac/Linux/Chrome OSのGoogle Chrome、Windows 10のMicrosoft Edge/Internet Explorer 11、Windows 8.1のInternet Explorer 11)に同梱されているFlash Playerは「20.0.0.306」。

 このほか、「Adobe AIR」のデスクトップランタイム、SDKおよびコンパイラなどが「20.0.0.260」にアップデートされている。

 自身のシステムにインストールされているFlash Playerのバージョンは、AdobeのFlash Playerについてのページにアクセスすることで確認できる。

 今回修正された脆弱性は、CVE番号ベースで22件。危険度のレーティングは、4段階中で最も高い“critical”。また、アップデート適用の優先度は、Linux版とAIRを除き、3段階中で最も高い“Priority 1”となっており、システム管理者によって直ちに適用されること(例えば72時間以内)が推奨されている。Linux版とAIRについては“Priority 3”で、システム管理者が判断したタイミングで適用することが推奨されている。

 このほか、Adobeでは同日、「Photoshop CC」「Bridge CC」「Experience Manager」「Connect」についても脆弱性を修正するアップデートも公開している。

(永沢 茂)