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乳幼児の57.1%がスマートフォンに接触、年齢が上がるにつれて接触頻度が高く

 MMDLabo株式会社は18日、同社が運営するMMD研究所で実施した「2016年乳幼児のスマートフォン利用に関する実態調査」の結果を発表した。0~5歳の子を持つ20~40代の女性でスマートフォンを所有している556人を対象に実施したもの。調査期間は1月19~20日。

 全体の57.1%が、子供がスマートフォンに接触していると回答。年齢別では、1~3歳の子を持つ女性の約4割が「親のスマートフォンを使って子供と一緒に遊んでいる」、5歳では43.5%が「親のスマートフォンを使って1人でも遊ばせている」と回答。一方、全体の42.8%が「子供とはスマートフォンで遊ばない」と回答している。

 子供がスマートフォンで遊んでいると回答した318人を対象に、スマートフォンへの接触頻度を聞いたところ、78.4%が週に1回以上接触していると回答。「週に2~3回程度」が32.1%と最も多く、次いで「ほぼ毎日」が29.6%、「週1回程度」が16.7%だった。

 年齢別では3~5歳の子供の3割以上が「ほぼ毎日」接触しており、年齢が上がるにつれて接触頻度が高くなる傾向にある。使用内容は、動画視聴が61.9%と最も多く、写真の撮影や閲覧が53.5%、ゲームが43.4%だった。

 スマートフォンの役割については、「静かにさせるため」の31.8%、「一緒に遊ぶため」の26.4%、「教育・知育が出来る」の21.4%が上位。一方、29.9%が「子育てではスマートフォンを必要としない」と回答した。

 また、子供が早い時期からスマートフォンに触れることに対して7割が反対、3割が賛成する結果となった。

(磯谷 智仁)