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パスワードが初期設定のままのIPカメラを見つけて警告、「ArgosView 映像監視システム」の新バージョン

 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社の子会社であるヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社は、IPカメラを統合管理する映像監視システム「ArgosView 映像監視システム」の新バージョンを3月31日にリリースする。価格は、1システムあたり300万円(税別)から。

 新バージョンでは、IPカメラへの不正アクセスや障害発生リスクを抑える機能として、IPカメラのパスワード設定を定期的にチェックする「セキュリティレベルチェック機能」のほか、防犯監視システムの構成機器を死活監視する「構成機器チェック機能」、システムログからリソース使用率などを自動でチェックする「ログチェック機能」を新たに搭載した。

「セキュリティレベルチェック機能」

 セキュリティレベルチェック機能は、未設定あるいは初期パスワードのままになっているIPカメラを発見すると、アラートで表示するもの。導入時の設定確認のほか、第三者に意図的に初期化された場合も検出できる。対応カメラは、パナソニック製のほかにも順次拡大予定だとしている。

 構成機器チェック機能では、これまでカメラやサーバーのみだった死活監視を、ルーターやスイッチハブなどの構成機器にも拡張。障害発生時の状況把握までの時間を短縮するという。また、ログチェック機能は、ArgosViewのサーバーに保存されているログ情報を1分ごとに確認し、システムエラーや、HDD、CPU、メモリの使用率がしきい値を超えた場合にアラートを表示する。これまで必要だったサーバーへのログインなしに状態確認が可能。

(山川 晶之)