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Flash Playerのセキュリティアップデートが公開、ゼロデイ脆弱性を修正

 米Adobe Systemsは7日、Flash Playerに存在する脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。すでに攻撃の発生も確認されており、Adobeでは直ちにアップデートを行うよう呼び掛けている。

 最新バージョンは、Windows/Mac用のFlash Playerデスクトップランタイムが「21.0.0.213」、Linux用が「11.2.202.616」、Windows/Mac用の延長サポート版が「18.0.0.343」。

 各ブラウザー(Google Chrome、Windows 10のMicrosoft Edge/Internet Explorer 11、Windows 8.1のInternet Explorer 11)に同梱されているFlash Playerは「21.0.0.213」。

 自身のシステムにインストールされているFlash Playerのバージョンは、AdobeのFlash Playerについてのページにアクセスすることで確認できる。

 今回のアップデートでは、計24件の脆弱性を修正。このうち、1件の脆弱性(CVE-2016-1019)については、この脆弱性を悪用した攻撃がすでに確認されているとして、Adobeが4月5日にセキュリティアドバイザリを公開し、セキュリティアップデートの提供を予告していた。

Flash Playerについてのページ

(三柳 英樹)