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Synology、9ベイまで拡張可能な4ベイNASキット「DS916+」と高速CPU採用の1ベイNASキット「DS116」

 台湾Synologyは、NASキットの4ベイモデル「DS916+」と1ベイモデルの「DS116」を発売した。市場予想価格(税別)は、DS916+のメモリ2GB搭載モデルが8万円台前半、8GB搭載モデルが8万円台後半。DS116が2万円台前半。

「DS916+」

 DS916+は、4台のHDDの取り付けに対応しており、中小規模オフィスでの利用に適したビジネス向けの製品。拡張ユニットを追加することで最大9台まで増設できる。1.6GHz(ブースト時2.56GHz)クアッドコアCPU(Intel Pentium N3710)とDDR3 2GB/8GBのメモリを搭載しており、AES-NIハードウェア暗号化機能も備える。ギガビットイーサネットポートを2基装備し、RAID 5構成、リンクアグリゲーション使用時の転送速度はリード225.91MB/秒、ライト221.04MB/秒以上。フェイルオーバーにも対応しており、一方のLANポート接続に障害が発生した場合でもネットワーク接続を継続できる。

 そのほか、USB 3.0×3ポート、eSATA×1ポートを装備。本体サイズは203×233.2×165mm(幅×奥行×高さ)、重さは2.04kg。

「DS116」

 DS116は、1台のHDDの取り付けに対応し、家庭や小規模オフィスでの利用に適した製品。1.8GHzデュアルコアCPU(Marvell Armada 385 88F6820)とDDR3 1GBのメモリを搭載。転送速度はリード111MB/秒、ライト112MB/秒。

 2016年3月発売の2ベイNAS製品「DS216j」(1.0GHzデュアルコアCPU)より高速なCPUを搭載しつつも同程度の価格帯であるため、1ベイで高性能なNASを使用したいユーザーに最適としている。

 インターフェイスはギガビットイーサネット×1ポート、USB 3.0×2ポート。本体サイズは71×224×166(幅×奥行×高さ)、重さは0.7kg。

 両製品ともSynology独自のOS「DSM 6.0」を採用。保管されたファイルの整理、共有ができる「File Station」や、新たにオフラインコード変換に対応した「Video Station」などのマルチメディア機能が利用できる。

(磯谷 智仁)