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SynologyNAS向けOSの最新バージョン「DSM 6.0」正式版リリース
2016年3月25日 20:08
台湾Synologyは、同社製NAS向けOSの最新バージョン「DSM 6.0」の正式版をリリースした。「DiskStation」「RackStation」「Embedded Data Station 11」シリーズ以降のユーザーは無料でダウンロードできる。
64ビットアーキテクチャやファイルシステム「Btrfs」に対応。メタデータのミラーリング、データ破損の自動検出と修復、スナップショット機能によるデータ保護・復元など、データ保護機能が強化されている。
また、バックアップ機能としては、「Synology Hyper Backup」により、ブロックレベルの増分バックアップとクロスバージョンの重複排除を行うことで、複数のバージョンのデータバックアップに必要なストレージ量を最小化できる。最大6万5535個のバージョンの保管が可能。
「Clous Station Suite」では、PC、モバイルデバイス、NASなどのデバイス間でデータの同期が可能。各ファイルの履歴バージョンを32個まで保存でき、最大1万個のファイル同時転送に対応する。
保管されたファイルの整理、共有ができる「File Station」は、700種類以上のファイル形式、メタデータに対応した全文検索機能やテキストエディター、ドキュメントビューアーを備える。そのほか、仮想化技術ではコンテナ型の「Docker DSM」やライブマイグレーションに対応した完全仮想化の「Virtual DSM」にも対応する。
個人ユーザー向けの機能として、「Video Station」の機能が強化されている。リアルタイム/オフラインコード変換に対応しており、動画ファイルをスマートフォン/タブレットなどの再生端末に最適化して変換することができる。