NTT西日本、災害用ブロードバンド伝言板「web171」運用開始


 NTT西日本は11日、11日午前5時7分ごろに発生した地震の影響により静岡方面への電話が繋がりにくくなっているとして、「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の運用を開始した。利用は無料。

 web171は、100文字以内のテキストや音声、静止画、動画などを登録することで、被災地内の家族や知人の安否確認などに利用できるサービス。対象となるエリアの電話番号をキーとして、専用ページから伝言の登録や閲覧、追加登録ができる。

 対象エリアは、静岡県内の電話番号で、市外局番が「053、054、0550、0557、0558、0559」で始まるもの。携帯電話番号やIP電話番号の電話番号も対象となる。利用できる端末は、インターネットに接続したPCや携帯電話などだが、携帯電話の機種により対応しない場合もあるという。

 web171では伝言を登録するほか、該当の番号に登録された情報の閲覧や伝言の追加登録も可能。伝言の保存期間は48時間となる。

 NTT西日本では、通信設備の状況は現在調査中としている。また、「171」宛てに電話をかけることで安否確認用のメッセージ録音が可能なサービス「災害用伝言ダイヤル」の運用も開始した。


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(村田 奏子)

2009/8/11 13:18