ミニブログ現在利用者は9.7%、20代は18.1%~電通総研調べ


 電通総研は18日、「Twitter」「Amebaなう」「Google Buzz」といったミニブログサービスの利用状況などを集計した「消費気分調査レポート」を公表した。調査は2月27日と28日にインターネットで実施し、20歳から69歳までの男女1500人から有効回答を得た。

 ミニブログを利用したことがある人は全体の14.2%、現在も利用しているという人は9.7%だった。現在利用者を年齢別で見ると、20代が18.1%と最も高く、30代は13.0%、40代は7.0%、50代は6.0%、60代は5.8%など、年齢とともに利用率が低下する傾向が見られた。現在利用者の1日平均投稿回数は2.8回だった。

ミニブログの利用状況

 現在利用者のフォロー数は平均43.9人、フォロワー数は平均36.0人。フォロー対象者の内訳は、「ミニブログで新たに出会った人」が51.9%、「企業」が34.4%、「政治家・タレント等の有名人」が8.1%、「既に付き合いがあった人」が5.5%。電通総研は、「ミニブログが新たなコミュニケーション相手と出会う場を提供している」と分析する。

 現在利用者にミニブログの利点を挙げてもらったところ、「無理に返信する必要なし」「気軽に意見を情報発信」「最新時事情報が入手可能」「世の中とリアルタイムにつながる感覚」など、気軽な情報発信やリアルタイム性に魅力を感じている人が多かったという。

 これに対して、ミニブログの利用をやめた人が挙げた利点としては、「興味情報がまとめて手に入る」「考えを深めたり視野を広げる」「仕事に役立つ情報入手」などが多かった。この点について電通総研は、「有益情報の取得を意図したものの満たせずに利用中止に至った人も少なくない」と見ている。


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(増田 覚)

2010/3/18 18:11