Twitterの認知率は約6割、テレビなどの利用意向は低下傾向
Webメディアの認知・利用・参加経験(ヤフーバリューインサイト調査) |
ヤフーバリューインサイトは12日、情報メディアに対するユーザーの信用度や利用状況などに関する調査結果を公表した。テレビ・新聞・雑誌・ラジオの従来4大メディアは今後の利用意向が低下傾向にある一方で、Twitterなどの「つぶやき系ミニブログ」は認知率が約6割に達した。
調査は2009年12月16日~18日に、ヤフーバリューインサイトのモニター1000人(全国の15~59歳男女)を対象に実施。調査は2005年から毎年行われており、今回で5回目の調査となる。
過去の調査との比較では、テレビ・新聞・雑誌・ラジオの従来4大メディアについては、信用度はあまり変化は無いものの、利用度と今後の利用意向は低下傾向が続いており、今回の調査では特に利用意向の落ち込みが顕著に表れたという。
Web系メディアでは、YouTubeやニコニコ動画などの「動画共有サービス」、Ustreamなどの「ライブストリーミングサービス」の利用率が増加。また、今回の調査で新たにカテゴリーとして追加したTwitterなどの「つぶやき系ミニブログ」は、認知率が既に59.4%に達しており、信用度や利用度は低めだが、今後の利用意向はブログやSNSなどと同等のレベルにあり、今後の伸びが期待されるとしている。
CGM系メディアについては、「一般掲示板」「個人ブログ」「Q&Aサイト」「SNS」「フリー百科事典」「動画共有サービス」の認知率はいずれも9割を超える。中でも、「個人ブログ」「Q&Aサイト」「フリー百科事典」「動画共有サービス」は利用(閲覧)経験率も7割以上と高く、「個人ブログ」「SNS」は情報発信経験者も3割以上となった。「つぶやき系ミニブログ」の情報発信経験者は、現時点では1割強にとどまっている。
また、シーン別に利用したいメディアを尋ねた調査では、「他人から情報を得たい」「他人の『物の見方、感じ方』を知りたい」「目的を持たず何か面白い情報を探したい」といった、どちらかと言うと受動的な目的で、動画共有サービスを利用するという回答の割合が前年調査から増加している。
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(三柳 英樹)
2010/1/12 18:50
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