NokiaがAppleを追加提訴、今度はiPadを含む特許侵害で


 フィンランドのNokiaは7日、AppleのiPhoneとiPad 3GがNokiaの保有特許を侵害するとして、米ウィスコンシン西地区連邦地裁に提訴したと発表した。

 Nokiaによると、Appleは5つの特許を侵害すると主張している。これらの特許には、音声とデータ伝送の改善、アプリケーション内の位置データ利用、小さくコンパクトな端末を実現するためのアンテナ設定の改良などが含まれるとしている。

 Nokiaでは、「これら特許化されているイノベーションは、製品パフォーマンスとデザインを向上できるため、Nokiaの成功のために重要である」と主張している。

 Nokiaはすでに2009年10月、AppleのiPhoneがNokiaの特許を侵害しているとして提訴している。一方、Appleは2009年12月、逆にNokiaの携帯電話がAppleの特許を侵害しているとして反訴するなど、関連した法廷闘争が続いている状況にある。


関連情報

(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/5/10 12:23