TIAA広告賞の第8回グランプリは「全日本バーベイタム選手権」


審査員長を務めたトリプルセブン・インタラクティブの福田敏也氏(左)と三菱化学メディアの担当者

 インターネット広告推進協議会(JIAA)は3日、インターネット広告を対象とした広告賞「第8回 東京インタラクティブ・アド・アワード(TIAA)」の贈賞式を東京・表参道の青山ダイヤモンドホールで開催した。TIAAはインターネット広告や企業サイトなどを対象とした広告賞で、今回は306作品の応募があった。グランプリには三菱化学メディアの「全日本バーベイタム選手権」が選ばれた。

 「全日本バーベイタム選手権」は、三菱化学メディアの記録メディアのブランド認知を目的としたサイト。ブランド名の「Verbatim(バーベイタム)」を含む、読みにくい言葉の読み方を答えることで、バーベイタムの記録メディアで構築されたキャラクター「メディアモンスター」が生まれ、他のユーザーが作ったメディアモンスターと3D格闘ゲームを楽しめる。ブログやTwitterなどで認知が広まり、5000万PV、800万UUを記録したという。

 審査員長を務めたトリプルセブン・インタラクティブの福田敏也氏は、メディアの垣根を越える「NO BORDER」という観点のほか、「広告としての新しさ」「プロの仕事として深いこと」を審査基準としたと説明。「全日本バーベイタム選手権」については、「広告体験の新しさとプロとしての技術の深さがあった」などと評した。

 このほか、金賞にはユニクロの「UNIQLO CALENDAR」や「UNIQLO LUCKY SWITCH」、KDDIの「iida」や「クイズ鉄道王決定戦」、ドミノ・ピザ・ジャパンの「Pizza Tracking Show」など11作品、銀賞にはグーグルの「未来を選ぼう2009・未来のためのQ&A」やTOTOの「TOTOTALK」など15作品、銅賞にはサイバーエージェントやドワンゴ、マイクロソフト、ミクシィの「産経新聞・Web面、創設!」など26作品、入賞10作品、特別賞が選ばれた。受賞作品はTIAAのサイトで閲覧できる。

「全日本バーベイタム選手権」のイメージ画面

関連情報

(増田 覚)

2010/6/3 19:31