インプレスビジネスメディア、バナー広告改ざんでウイルス感染の恐れ
株式会社インプレスビジネスメディアは21日、同社の広告配信システムが外部からの攻撃を受け、不正なコードを埋め込まれたバナー広告がサイト上に表示されていたことを明らかにした。このバナー広告を閲覧した一部のユーザーは、トロイの木馬型ウイルスに感染した可能性があるとしている。
改ざんされた広告が表示されていたのは19日23時22分から翌20日0時25分まで。この間、同社が運営する「Think IT」「Web担当者Forum」「IT Leaders」「データセンター完全ガイド」「レンタルサーバー完全ガイド」のいずれかにInternet Explorerでアクセスし、かつウイルス対策ソフトをインストールしていないユーザーは、ウイルスに感染した恐れがあるという。
ウイルス感染の恐れがあるユーザーに対しては、ウイルス対策ソフトを最新の状態にして、ウイルススキャンを実施するように呼びかけている。また、ウイルス対策ソフトをインストールしていないユーザーに対しては、シマンテックやトレンドマイクロ、マカフィーが提供する無料ウイルス駆除ツールを紹介している。
なお、今回の障害は、社内でのシステムチェックにより発見され、約1時間後に広告表示の停止による緊急対応を行い、すでにサービスは復旧済み。なお、攻撃を受けた広告配信システムには個人情報は含まれておらず、情報漏えいの可能性はないとしている。
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(増田 覚)
2010/7/27 11:43
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