ドコモ、LTE対応データ通信端末「L-02C」12月24日発売


 NTTドコモは、LTE方式の通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応するデータ通信端末「L-02C」を12月24日に発売する。当初は、LTEが提供される関東・甲信越、東海、関西エリアで販売される。

「L-02C」 レッドシルバー

 今回発売される「L-02C」は、12月24日にサービスを開始するLTE方式の高速なデータ通信サービス「Xi」に対応する端末。USB接続型のLG製端末で、24日時点で「Xi」に対応する唯一の端末となる。

 Xiのサービスエリアでは、受信時最大37.5Mbps、送信時最大12.5Mbpsの通信速度を実現。屋内の一部では受信時最大 75Mbps、送信時最大25Mbpsで通信が行える。また、Xiのサービスエリア外ではFOMAに接続し、受信時最大7.2Mbps、送信時最大 5.7Mbpsで利用可能。FOMAプラスエリア(800MHz帯)もサポートされている。国際ローミングでは、3G、GPRSに対応する。

 端末にはゼロインストール機能が用意され、パソコンに接続するだけで必要なソフトのインストールが行える。

 対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5.8~10.6.4。大きさは約90×35×12.9mm、重さは約44g。ボディカラーはレッド、シルバーの2色。

 なお、ドコモでは、L-02Cに関する一部の制限事項を案内している。同端末では、ダイヤルアップネットワークの手動設定に当初は対応しない。また、初回利用時にソフトウェアをインストールする場合は、「L-02C接続ソフト、L-02C接続先(APN)設定ツール、通信設定ファイル(ドライバ)をインストールする(推奨)」を選択するよう案内している。これらの制限事項は、2011年2月に提供される予定のソフトウェア更新で改善される予定。


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(太田 亮三)

2010/12/20 17:27