富士通、Intel WiDiに対応したノートPC「LIFEBOOK」春モデル


Intel WiDiに対応した15.6型ワイドの「AH77/C」

 富士通株式会社は、個人向けPC「FMVシリーズ」の2011年春モデルを発表した。ノートPC「LIFEBOOK」シリーズおよびデスクトップPC「ESPRIMO」シリーズの合計22機種を20日より順次発売する。

 Intelの第2世代Core iシリーズ(開発コード名はSandy Bridge)を合計10機種で搭載したほか、新たなラインナップとして、専用メガネをかけずに3D映像を楽しめる23ワイド液晶一体型「FH99/CM」を追加した。

 また、「LIFEBOOK」シリーズの4機種では、無線LANを利用してPCの画面を転送し、テレビに表示できる無線映像伝送方式「Intel WiDi」に対応した。ハイビジョン画質もサポートしている。

 Intel WiDiに対応するのは、15.6型ワイドの「AH77/C」(店頭予想価格は19万円前後)と「AH56/C」(価格は未定)、13.3型ワイドの「SH76/C」(価格は未定)、12.1型ワイド「PH74/C」(店頭予想価格は13万円前後)。「AH77/C」は、アップデートナビもしくはサポートページからアップデートプログラムをダウンロードしてインストールする必要がある。

 なお、Intel WiDiを利用するには、1280×720ピクセル以上の解像度をサポートし、コンポジットAV入力端子またはHDMI入力端子を搭載したディスプレイ、および専用の受信アダプターが必要。

 株式会社アイ・オー・データ機器は、Intel WiDiに対応したTVアダプター「WDA-X1」を開発しており、11日には報道陣向けに開発中の実機をお披露目した。同社によれば、発売時期および価格は未定。発売時期については「なるべく早急に」とコメントしている。

WDA-X1WDA-X1の背面PCの画面をテレビに表示したところ

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(増田 覚)

2011/1/12 13:00