お気に入りの写真を、その日が来るまで無料で預かる「遺影バンク.com」
株式会社アスカネットは、遺影写真の保管サービス「遺影バンク.com」を2月1日から提供すると発表した。
自分が気に入っている写真のデジタルデータを生前にインターネット経由で預けておくと、葬儀の際、葬儀会社がこれを検索して利用できる仕組み。対応フォーマットはJPEG。保管料金は無料で、保管期限もない(葬儀で使われるまで)。デジタルデータがない場合は写真プリントの郵送受け付けにも対応するが、その際はデジタル化代行手数料が3150円かかる。実際に葬儀で使われる際には、事務手数料として3150円発生する。
遺影用の写真のほか、家族へのメッセージ、家系図、自分史、家族の知らない友人の住所録、日記などを残せるツールも無料で提供する。
アスカネットでは、年間約27万枚の遺影写真の加工・修正実績があるが、大半の写真は旅行などの集合写真から抜き出したもので、本人の顔が小さかったりボケていたりするため、高度な修正を施しても違和感が残ってしまうのが現状だという。葬儀時によい写真が見つからないことも多いほか、最近ではデジカメの普及で原版となるデジタルデータを探し出すのが難しくなることもあると指摘。本人が生きている間は不要なものであり、あまり準備されるものではないとしながらも、遺影用写真の保存方法を検討しておく必要性があるとしている。
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(永沢 茂)
2011/1/25 18:21
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