震災前の風景など2万枚の投稿写真を活用できるウェブAPI、ヤフーが無償公開
ヤフー株式会社は7日、開発者向けの「Yahoo!デベロッパーネットワーク」において、「東日本大震災 写真保存プロジェクト」のウェブAPIを無料公開したと発表した。同プロジェクトには7月7日現在、被災地の震災前の風景など約2万枚の写真が投稿されており、これをアプリなどから活用できるようになる。
公開したウェブAPIは、キーワード・位置情報・期間・種類などの条件で写真を検索できる「写真検索API」、緯度・経度を指定して周辺の投稿地点を取得する「地点検索API」、県や市町村区ごとの投稿件数を取得する「地域別件数取得API」の3種類。
投稿されている写真は、非営利の復興支援目的または学術目的の場合は、無償でダウンロードまたはウェブAPI経由で利用できる。
ARアプリ「セカイカメラ」を開発・提供する頓智ドット株式会社がすでに同APIを活用。スマートフォンのセカイカメラアプリのユーザーが実際に被災地を訪れた際、その場所で写された震災前の写真を参照できる機能を提供している。
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(永沢 茂)
2011/7/7 18:25
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