イベントレポート

Interop Tokyo 2025

6GHz帯の専用SSIDを用意、今年の「ShowNet Free Wi-Fi」。Wi-Fi 7のMLOも、とあるブースで体験可能

「Interop Tokyo 2025」の会場各所にある「ShowNet Free Wi-Fi」の案内ボード。6GHz帯の専用SSIDも用意されている

 6月11日~6月13日に開催中の「Interop Tokyo 2025」の会場では、会場ネットワーク「ShowNet」の無線LANサービス「ShowNet Free Wi-Fi」を提供。そのアクセスポイントがWi-Fi 6EやWi-Fi 7に対応しており、来場者が実際に接続して試せるようになっている。対応するスマートフォンなどを持っているのにまだWi-Fi 7につないだことがないという来場者は、興味があれば試してみよう。

 まず、会場全域のWi-Fiアクセスポイントとして6GHz帯が用意されており、SSIDも専用に割り振られている。そのため、会場全域で6GHzを含むWi-Fi 6Eを利用できる。

案内のQRコードを読み取ることで「ShowNet Free Wi-Fi」のアクセスポイントに接続。画面は、6GHz帯のSSIDのもの
案内ボードには「ShowNet Free Wi-Fi」用のスピードテストサイトのQRコードも掲出されており、その場で通信速度を確認できる

 また、Wi-Fi 7に対応したアクセスポイントは特に、展示ホールの入り口側(幕張メッセの2階連絡通路側)に設置されている。ちょうど、自動販売機やトイレなどがある搬入通路それぞれの上だ。そのため、遮蔽物や干渉も少なく、来場者が試すにはちょうどいい位置だろう。

 なお、設置されているWi-Fi 7対応アクセスポイントはいずれも320MHz幅の広帯域幅通信に対応している製品だが、今回のShowNetでは、全体のネットワークトラフィックを考えて全て160MHz幅で運用しているとの話だった。

Wi-Fi 7対応アクセスポイント
上の写真の場所。幕張メッセの2階通路側、搬入通路の上にある

 Wi-Fi 7のMLO(Multi-Link Operation)に対応したアクセスポイントも、1カ所だけある。それは、シスコのブースだ。

 シスコブースのWi-Fiアクセスポイントのコーナーには、同社の製品ラインアップが展示されている。その中ではミドルレンジにあたる「Cisco Wireless 9176Iアクセスポイント」が、来場者が実際に接続でき、Wi-Fi 7のMLOを体験できるとのことだった。

シスコブースのWi-Fiアクセスポイントのコーナー