イベントレポート

Interop Tokyo 2025

「Interop Tokyo 2025」が開幕。幕張メッセで6月13日まで、インターネットテクノロジー専門の展示会/カンファレンス

 幕張メッセ(千葉市美浜区)で6月11日、インターネットテクノロジーの専門イベント「Interop Tokyo 2025」が開幕した。会期は6月13日までの3日間。532社・団体が参加し、インターネット/通信インフラを構成する最新プロダクトが展示・紹介されるほか、キーパーソンによる基調講演も実施。15万人の来場者を見込んでいる。

 会場ネットワーク「ShowNet」も大きな見どころだ。参加企業が約2300のプロダクトを持ち寄り、828人のエンジニアらによって、このイベントのために構築。数年後に普及が見込まれる最新インターネットテクノロジーが運用・検証される場となっている。

  デジタルサイネージ分野の展示会「デジタルサイネージ ジャパン(DSJ)2025」、アプリ開発・サービス提供企業の展示会「APPS JAPAN(アプリジャパン)2025」、画像認識AIにフォーカスした「画像認識 AI Expo(Vision AI Expo)2025」も併催。

 これら併催イベントも含め、展示会、基調講演、展示会場内セミナーは、オンライン来場登録を行うことで無料で入場可能。そのほか、有料の「Interop Tokyo カンファレンス」も同時開催され、参加には別途登録が必要。

会場となっている幕張メッセには、雨の中、オープン間もない時間から多くの人が訪れている

 Interop Tokyoは、1994年の日本初開催から32回目。「“相互接続性(Interoperability)の検証”をテーマに、国内外の最新技術とその活用事例を体験できる展示会・カンファレンスとして、インターネット利用者との連携を提示し続けてきた」という。一方で現在は「AIの進化により、ユーザー体験や業務、生活空間での技術革新が進み、次世代デジタルインフラの整備も重要となっている」とし、「最新技術の実験フィールドの場でもある本展を通じて、これからのAI社会の未来像と、そこで新たに必要となるデジタルインフラの在り方についてを提言していきたい」として、今年のテーマとして「社会に浸透するAIとインターネット」を掲げている。主催はInterop Tokyo実行委員会、運営は一般財団法人インターネット協会と株式会社ナノオプト・メディアで、WIDEプロジェクトが特別協力する。