NTTドコモ、LTE対応端末など2011~2012年冬春モデル24機種を発表


 NTTドコモは18日、2011年冬~2012年春に発売する新モデル24機種を発表した。スマートフォン14機種、タブレット端末1機種、従来型携帯電話8機種、デジタルフォトフレーム1機種を11月から順次発売する。

 スマートフォンのラインナップは、Andoird端末13機種とBlackBerry端末1機種。これら14機種のうち9機種が、防水、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグ、テザリングの5つの機能にすべて対応。7機種がデュアルコアCPUを搭載する。

 Android端末のうち「ARROWS X LTE-F-05D」「GALAXY S II LTE SC-03D」「MEDIAS LTE N-04D」「OPTIMUS LTE L-01D」の4機種は、受信時最大37.5Mbps、送信時最大12.5Mbps(屋外エリア)の高速通信が可能なLTE方式の通信サービス「Xi」に対応する初のスマートフォンとなる。

Xi対応スマートフォン「ARROWS X LTE-F-05D」「GALAXY S II LTE SC-03D」「MEDIAS LTE N-04D」「OPTIMUS LTE L-01D」

 Xi対応の音声端末向けの料金プランについては、月額780円で2年契約の「タイプXi にねん」、月額1560円で期間拘束がない「タイプXi」の2種類を11月以降に提供開始する。また、これらの料金プランに加えて月額700円の「Xiカケホーダイ」を申し込むことで、NTTドコモユーザー間の国内通話料が無料となる

 Xi対応端末のパケット通信の料金プランは、月額5985円の固定プラン「Xiパケ・ホーダイ フラット」と、月額2100円~6510円の2段階定額プラン「Xiパケ・ホーダイ ダブル」の2種類を提供する。2012年4月30日まではキャンペーン期間として、「Xiパケ・ホーダイ フラット」は月額4410円、「Xiパケ・ホーダイ ダブル」は月額2100円~4935円となる。2012年10月1日以降は、7GB以上の通信を行うと通信速度が最大128kbpsとなる制限があり、通常の通信速度を利用する場合には追加料金(2GBごとに2625円)が必要となる。

 その他のスマートフォンは、薄型防水の「ARROWS μ F-07D」や、大容量バッテリー搭載の「MEDIAS PP N-01D」、スライド型テンキー搭載の「AQUOS PHONE slider SH-02D」など。タブレット端末は、7インチディスプレイ搭載でAndroid 3.2を採用する「GALAXY Tab 7.0 Plus」を12月に発売。デジタルフォトフレーム「フォトパネル04」は2012年3月に発売する。

テザリングの上限料金を引き下げ、スマホ版iモード「dメニュー」を開始

 FOMAのパケット定額サービスについては、スマートフォンや携帯電話をPCなどの機器に接続して通信するテザリングを利用した場合の月額上限料金を、従来の1万395円から8190円に引き下げる。料金変更は11月1日から。

 また、スマートフォン向けの新サービスとして、「dメニュー」「dマーケット」を11月に開始する。「dメニュー」は、各種コンテンツプロバイダーが提供するサービスやアプリを掲載するポータルサイトで、「iモード」のスマートフォン向けサービスと位置付けられている。「dマーケット」は、NTTドコモ直営のコンテンツマーケットで、音楽、動画、電子書籍を配信するストアと、アプリを紹介する「アプリ&レビュー」で構成される。


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(三柳 英樹)

2011/10/18 16:59