写真、日記、手紙……想い出をクラウドで整理する「スマート本棚」

　株式会社プラザクリエイトは21日、写真などのデータをスマートフォンやPCで閲覧できるようにするパーソナルクラウドサービス「スマート本棚」のプレサービスを開始した。会員登録を行えば、データ容量2GBまで無料で利用できる。

　プレサービスでは、デジカメプリントやスマートフォン販売を行う「PALETTE PLAZA」の一部店舗の受付機でデジカメプリントを注文すると、写真を「スマート本棚」に無料でアップロードしてもらえる。写真のアップロードは自分のPCから行うことも可能。

　アップロードされた写真は年号ごとに1冊のアルバムとして保管され、アルバムは日付順に自動編集される。また、保管したすべての写真からピックアップし、結婚や旅行などのテーマごとに写真集を作って「スマート本棚」で整理できる。

　デジカメ写真のほかにも、プリント写真や日記、卒業証書、寄書き、手紙などをスキャンしてアップロードすることも可能。スキャンは店頭にて受け付けており、料金はアルバム1冊（350×350mmサイズ、80ページまで）で2980円。

　「スマート本棚」にアップロードしたデータは、ネットに接続したスマートフォンやPCでいつでもどこでも閲覧できる。

　正式サービスは2012年3月に開始。その際には電子書籍のダウンロード販売も行うというが、コンテンツの提供会社は未定。災害などでサービスを停止せざるをえなくなった際には、保管したすべてのデータをDVD-Rなどのメディアに保存して返却する補償制度も設ける。

　利用するには専用アプリをインストールする必要がある。専用アプリはWindows 7/Vista/XPおよびiOS 4.1以上（iPhoneおよびiPod touch）に対応する。Mac OS、iPad、Android向けのアプリは今後提供する予定。

　なお、1月31日までは、「スマート本棚」のデータ容量を100GBまで無料提供するとともに、アルバム1冊を無料でスキャンするキャンペーンを行う。正式サービス時のデータ容量の月額料金は2GBまでが無料、10GBまでが315円、以降10GBごとに210円が課金される。