LinkedIn、人気GmailプラグインのRapportiveを買収~サービスは継続


 米LinkedInが人気GmailプラグインのRapportiveを買収したことが22日、明らかになった。Rapportive公式ブログで発表されたもの。

 Rapportiveは、ブラウザープラグインとしてインストールするGmailのプラグインサービスだ。Firefox、Safari、Google Chromeのほか、Gmailをネイティブアプリとして使用できるMacアプリ「Mailplane」に対応しており、GmailをLinkedInやFacebook、Twitterと連携させる。

 Rapportiveを使うと、Gmailに届くメールの横に送信者のプロフィールがLinkedInから抜粋されて表示される。さらに送信者のFacebookやTwitterへの最近の投稿内容なども表示される。また、メモを書き込み、備忘録にすることもできる。

 メール受信時に、送信者と自分のソーシャルネットワークとの関係、最近の動向を即座に見られるため、「中毒性の高い」サービスとして注目を集めていた。今週に入ってから買収の噂が上ったことから、今後のサービスの行方にも注目が集まっていた。

 買収についてRapportiveのCEOであるRahul Vohra氏は「LinkedInではRapportiveをサポートし、人間関係をすばらしくする美しい製品を作り続ける」と発表した。同氏は今後の計画について「見せたい物や話したいことがありすぎる」としながらも、具体的な内容については触れていない。また、買収に伴い、現Rapportive利用者はLinkedInの利用規約とプライバシーポリシーによって保護されるとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/2/23 11:20