国会図書館が「東日本大震災アーカイブ」を構築、震災関連サイトなども収集


 国立国会図書館は23日、東日本大震災に関する各種資料やウェブサイト、画像、動画などを収集する「東日本大震災アーカイブ」を構築すると発表した。

 国立国会図書館では、震災に関する記録の時間的な経過に伴う散逸を防ぎ、次世代に確実に伝承されていくために、震災の記録についてのアーカイブを構築することが必要と説明。「東日本大震災アーカイブ」の構築により、国内外を問わず、誰もがアクセス可能な一元的に保存・活用できる仕組みを構築し、広く国内外に情報を発信するという、東日本大震災復興対策本部が掲げた基本方針の実現を図る。

 アーカイブには、従来から行なっている刊行物の収集や国などのウェブサイトの収集に加え、震災に関する民間のウェブサイトについても許諾を得た上で収集。テキストだけでなく動画なども収集し、そのためのデジタルアーカイブシステムの拡張を行う。また、記録を保有する様々な機関と協力し、震災に関する各種資料やウェブサイト、画像などを一元的に検索し、アクセスできるポータルサイトも整備する。

 東日本大震災アーカイブ構築の取り組みの詳細については、3月5日の週に開設を予定している、国会図書館サイト内のプロジェクトページで案内するとしている。


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(三柳 英樹)

2012/2/23 16:05