Google、「google.co.jp」の検索もログイン時はSSL暗号化をデフォルトに


 Googleは6日、日本語サイト(www.google.co.jp)での検索について、Googleアカウントでログインしている場合はデフォルトでSSL暗号化すると発表した。

 Googleでは2011年11月、ユーザーのプライバシー保護を理由として、Googleアカウントでログインしている場合に検索サイトをデフォルトでSSL暗号化することを発表。この措置は英語版のサイトから実施され、ログインしている場合には「http://www.google.com」にアクセスすると、自動的に「https://www.google.com」にリダイレクトされるようになった。

 Googleでは、日本語サイトについても同様に、ログイン時にはデフォルトでSSL暗号化することを発表。これにより、検索キーワードと検索結果のページが暗号化され、公衆無線LANなどの環境での利用が安全になるとしている。

 一方、ウェブサイトの運営者にとっては、この措置が実施されることにより、アクセス解析ツールで具体的な検索キーワードを取得できなくなる。Googleが提供している「Googleアナリティクス」でも、アクセスがGoogle検索からの訪問であることは確認できるが、Googleにログインしているユーザーの検索キーワードはわからなくなる。検索連動型広告とログインしていないユーザーの検索については、従来通り検索キーワードを参照できる。


関連情報


(三柳 英樹)

2012/3/6 17:39