Adobe、「Flash Player 11.3」「Adobe AIR 3.3」ベータ版を公開


 米Adobe Systemsは5日、Flash Playerの次期バージョンとなる「Flash Player 11.3」のベータ版を公開した。「Adobe Labs」のサイトから、Windows版、Mac版、Linux版がダウンロードできる。同様に「Adobe AIR」についても、バージョン3.3のベータ版を公開した。

 Flash Player 11.3では、フルスクリーン状態でのキーボード入力に対応。低遅延のオーディオストリーミングのサポートや、Stage3Dでテクスチャーデータのストリーミング受信に対応した。

 セキュリティ面では、保護された環境下(サンドボックス)でFlashコンテンツを実行することで攻撃の影響を緩和する「保護モード」に、Windows Vista以降の環境のFirefox(バージョン4以降)が対応する。Flash Playerの保護モードはウェブブラウザー側の対応も必要なため、これまではGoogle Chromeに内蔵されるFlash Playerのみの対応となっていた。また、Mac版のFlash Playerについては、バックグラウンドアップデートの仕組みを導入する。


関連情報

(三柳 英樹)

2012/4/10 06:00