ニュース
NTTドコモの高齢者みまもりサービス「ちかく」に、最大4人のグループテレビ通話機能が追加
自宅のテレビに専用端末をつなぐだけ
2025年2月3日 16:30
株式会社チカクは、同社が株式会社NTTドコモと提供するデジタル近居サービス「ちかく」に、グループ通話機能を追加したと発表した。
「ちかく」は、1人暮らしの高齢者の自宅のテレビに、SIMを内蔵した専用端末を接続することで、テレビで家族とビデオ通話できるサービス。別途Wi-Fiやインターネット接続環境を用意する必要なく通信でき、使い慣れたテレビとリモコンにより操作できるため、デジタル機器が苦手な高齢者でも簡単に使えるとしている。そのほか、在室状況や起床・就寝などの生活リズムの変化を把握できる見守り機能も搭載している。
ビデオ通話はこれまで、専用端末を接続した高齢者側のアカウントと、オーナー(専用端末と紐づけしたアカウント)との1対1の会話に限られていたが、今回実装されたグループ通話機能では最大4人でのグループ通話が可能になった。ほかの家族や親戚は、オーナーから送られる招待リンクを介して、専用アプリでアカウント登録を行うことで、ビデオ通話機能を利用できるようになる。
さらに、オーナーによってアプリに招待されたユーザーは通話機能だけでなく、見守り機能も利用できる。複数のアカウントから見守りを行えるため、より高齢者の異変に気づきやすくなることが期待できるとしている。また、ケアマネージャーや看護師などをアプリに招待し、日々の連絡・相談やモニタリングなどをオンラインで行う、といった使い方も可能。
端末の価格は3万3000円で、全国のドコモショップで販売している。専用プランの月額利用料金は1980円。グループ通話機能の利用による追加費用は発生しない。なお、通話時間が月間で累計180時間を超えると音声通話のみとなる。