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NTTドコモ、“テレビにつなぐだけ”で使える見守り&コミュニケーション端末「ちかく」を4月提供予定

 株式会社NTTドコモは、テレビと電源に接続するだけで利用でき、離れて暮らす親のみまもり・コミュニケーション用サービス「ちかく」の提供を、4月中旬以降に開始する。

 「デジタル近居サービス」をうたい、在室状況の確認、テレビ電話などの機能を利用可能、お互いを身近に感じながらも、ほどよい距離感を保てるサービスとして開発したサービスだという。

 「ちかく」端末の、テレビへの接続インターフェースはHDMI。本体にSIMを内蔵し、別途Wi-Fiやインターネット接続環境を用意する必要なく通信できる。使い慣れたテレビとリモコン(テレビのリモコンで操作できない場合は「ちかく」付属のリモコンもある)により操作できるので、デジタル機器が苦手な高齢者でも簡単に使えるとしている。

 スマートフォンの「ちかく」アプリと連携し、在室確認、テレビ電話の発信が可能。テレビ電話中にアプリから写真を共有する機能や、起床・睡眠時刻や在室履歴などの「生活ログ機能」(カメラで検知した情報をもとにAIが推計)、普段通りの生活リズムでないときに通知する「起床未確認通知機能」、親の側の操作不要でテレビ電話をつなぎ、部屋の様子を確認する「安否確認機能」も備える。

「ちかく」の特徴
「あんしんモード」として提供される機能群。これらの利用には親の承諾が必要

 テレビ電話機能は、1対1(「ちかく」端末1とアプリ1)でのみ利用可能。月間で累計180時間を超えると音声通話のみとなる。

 全国のドコモショップで販売し、端末の価格は3万円台の予定。専用プランの月額利用料金は1980円。

「ちかく」アプリの画面イメージ