Flash Playerのゼロデイ脆弱性、軍需産業メーカー標的、ただし今後変化も


 株式会社シマンテックによると、Flash Playerのリモートコード実行の脆弱性(CVE-2012-0779)を悪用する限定的な標的型攻撃の活動がすでに1週間以上も続いているという。7日付の同社公式ブログで伝えた。

 感染経路は悪質なファイルを添付したメールで、シマンテックが確認したのは、Windows版Internet Explorer上のFlash Playerを標的にした攻撃。これまでのところ軍需産業に利用される製品のメーカーで複数の標的が確認されているとしているが、シマンテックでは、今後数日のうちに標的は変わるものと考えられると指摘。速やかにFlash Playerを最新バージョンに更新することなどを推奨している。

 この脆弱性については米Adobe Systemsが4日、セキュリティアップデートを公開してすでに修正している。


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(永沢 茂)

2012/5/7 19:00