ソーシャル時代の情報収集ツール、NAVERまとめがフィードリーダー提供


 NHN Japan株式会社は6日、特定のテーマに沿ったリンクや画像、動画などを集約して“まとめページ”を作るサービス「NAVERまとめ」において、「お気に入り」と「フィード」の機能を追加した。まとめページだけでなく、外部のサイトやソーシャルメディア上の活動状況までを一元的に収集・ストックできるのが特徴。

お気に入り画面(左)とフィード画面

Twitter、Facebook、Googleリーダー、はてブの情報も一元化

 NAVERまとめの記事や作成者、トピックをお気に入りに追加すると、これらの更新情報がフィードに通知される。お気に入りに追加するには、NAVERまとめ上のお気に入りボタンを押すか、専用のブックマークレットを使う。NAVERまとめ以外のサイトはブックマークレット経由でお気に入りに追加できる。ブックマークレットの対応ブラウザーはWindowsがInternet Explorer/FireFox/Google Chrome、MacがSafari。

 また、TwitterとFacebookのアカウントを連携させることで、両サービスでシェアされたリンク・画像・動画をフィードに表示する。さらに、Twitterのお気に入り、Facebookでシェアといいね!したリンク・画像・動画、はてなブックマークのブックマーク、GoogleリーダーのRSS・スター付きアイテムをお気に入りにストックできる。各コンテンツには任意のタグを付けられるほか、まとめ作成時に利用することも可能。

TwitterやFacebookなどの外部サービス連携のイメージ

 今回の新機能追加に伴い、NAVERまとめの閲覧に特化したスマートフォン向けアプリ「NAVERまとめビューアー」もリニューアルし、「NAVERまとめリーダー」として公開した。新たなアプリではNAVERまとめの閲覧に加えて、お気に入りの追加やフィードの購読が行える。

NAVERまとめビューアーのiPhoneアプリ

情報流通のハブを目指すNAVERまとめ

NHN Japan執行役員の島村武志氏

 新機能提供の背景には、ユーザーがPCやスマートフォン、タブレットなど異なる端末で情報収集したり、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアで情報収集するようになったことで、気になった情報のストック場所が点在するようになったことが挙げられる。NHN Japan執行役員の島村武志氏は「新機能は散らばった情報をまとめることに意義がある」と語る。

 「NAVERまとめでは『RSS』という言葉を使わず、RSSリーダー的なことを実現したい。何気なくお気に入りに追加したまとめ記事やまとめ作成者の更新情報が通知されるようなイメージ。ネットに詳しい人は外部サービス連携で情報を取得することもできる。これまで、NAVERまとめはネット上の情報を整理して共有する機能が中心だったが、情報収集も可能になったことで、情報流通のハブになれると考えている。」


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(増田 覚)

2012/5/9 11:47